CORPORATE ACTIVITIES

Vol.003 お客様とのながいお付き合い、そのために。

アクタス広報室から本日のインフォメーションは、家具の修理についてです。

 アクタスでは、良いものを出来るだけ長くご愛用いただきたいという思いから家具の修理を承っていますが、近年お客様からの修理のご依頼が顕著に増加してきています。
東日本大震災以降、物質的な豊かさよりも精神的な満足を求める方向に人々の価値観が変化したと言われていますが、家具の購買においても「古くなったから買い替える」という消費パターンから、「愛着のあるものに手をかけて長く使う」というように、人々のモノに対する姿勢が変わってきているのを感じています。

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写真) 2011 年に訪問したデンマークのお宅です。デンマークでは、良い家具を代々家族間で受け継いでゆく伝統があります。家具は家族の歴史を表現するものでもあるようです。

 修理の依頼が最も多いのは、ソファの張り替えです。アクタスのソファは輸入品がほとんどですので、日本国内で布や革を張り替えるのは、新品をもう一台買えるくらいの費用がかかります。(注釈: 10 年ほど前から布張りソファはカバーリング仕様になりましたので、今はカバーを取り替えるだけで張替えの必要はありません) それでも、張り替えて使い続けるのにはそれなりの理由があるはず。店頭のスタッフは、修理のために引き取られてきた古いソファを見るたび、大切にされてきた時間とお客様の思いを感じるそうです。そんなお客様の気持ちに応えられるように、愛情を持って商品を扱い、販売してゆかなくてはなりません。

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写真左)修理前のソファ。約 20 年間使用されたものです。生地が全体に焼けてところどころ擦り切れているところがあります。
写真右)生地を全て剥ぎ、状態によってはウレタンや羽毛の再充填を行います。国内で調達できる生地を選んで、貼り直したのがこちら。新品のように生まれ変わりました。

社歴の浅いスタッフの場合は、自分が入社する前に買われた家具の修理を承ることで、古くからのお客様と新しい絆を作ったり、当時のエピソードをお客様から聞くことで、お客様とアクタスの関係や歴史を垣間見たりすることができます。また、最近入社した若いスタッフは、自分が生まれる前に購入されたテーブルの修理依頼を受けてびっくり。20 年以上も前のモノでも、修理すればまだまだ使えるということと、お客様の家具への深い愛着にスタッフ自身が一番驚いていました。

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写真左 2 点)ラッカーの再塗装により、テーブルについた輪染みが綺麗にとれました。
写真右 2 点) 25 年選手のウォールナットのテーブル。天板の傷みが目立っていましたが、表面を薄く磨きオイル塗装で仕上げました。

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写真左 2 点)積層合板の補修もできます。 
写真右 2 点)椅子の座面の張替えは、ソファの張替えに次ぎご依頼の多い修理です。

一昨年の12 月にオープンしたアクタス幕張店では、オープン早々修理の依頼が殺到しました。販売より修理の対応に忙しく、何よりも先に修理ファイルを作ったそうです。千葉のお客様はアクタス船橋店(1981 -2010 )が閉店して以来、ずっとお待ちだったんですね。ありがたいことです。修理を承る仕組みと、それを気軽に依頼できるお店をずっと長く続けていることの重要性を感じる出来事でした。

  良い家具はいつまでも美しい状態で使いたいものですが、それを気にするあまり必要以上に神経質になっていてはリラックスできませんよね。経済が豊かになるほどに街には修理屋さんが少なくなるそうですが、アクタスでは修理という選択肢をいつでも使っていただけるように、準備万端整えてご用命をお待ちしております。

2015年2月27日 株式会社アクタス 広報室

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