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4月のミラネーゼのお楽しみといえば、「サローネ・デル・モービレ」。見本市会場で行われるいわゆる「本サローネ」に関しては、わざわざご説明するには及ばないだろうが、街のいたるところで行われ、一般の人にも公開される「フオリ・サローネ(外サローネ)」に関しては、毎年違った動きがあって特筆すべきであろう。とにかくタダが大好きなイタリア人、インテリアやデザインに興味があるかないかはさておき、入場料もナシ、オープニングに行けば飲み物や食べ物が振舞われたりするこの機会を見逃すはずがないのである。
かくして年々盛り上がりを増すサローネ週間だが、“盛り上がる”、といえば、ファッションとのコラボレーション。ファッションとデザインはミラノの二大産業といってもよいが、サローネにおいてのこの2つのマッチングは、数年前、ちょうどアルマーニがホームライン「アルマーニ・カーザ」を出した頃からますます勢いを強めている。そんなアルマーニ・カーザの今年の展示は、寝室、バスルームなどそれぞれを“彼(男用)”と”彼女(女用)”の2つに分類して提案。“このカップルは別々に寝るのか?”という疑問はさておき、目玉は新作のワードローブで、ミニマルかつ機能的な、ファッションビクティムの夢の城を体現している。
アルマーニ同様、サローネ常連組みのエトロ、ミッソーニは奇しくも両方ともモザイクがメインテーマ。もしかしたら、モザイクがトレンドになるのかも? 両者ともポップでカラフルな色使いの楽しいモザイクで、それぞれのブランドイメージをうまくインテリアで表現していた。
もうひとつの常連組みのヴェルサーチは、特設展示にヴェルサーチデザインのランボルギーニやヘリコプターを持ち込むという大技で、相変わらずゴージャス。とはいえ、インテリア展示のほうは、いままでのバロック風の重厚な雰囲気から、白を基調としたライトなテイストに。あのメドゥーサを万人が部屋に飾りたいかどうかには常々私も疑問があったが、今回のコレクションはかなり評価できる。
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さて、去年からサローネ参加のボッテガ・ヴェネタとモスキーノは、今年はさらに展示を充実。前者はキャンピングのイメージで、たためるベッドやイス、お盆としても使えるテーブル・・・など気軽さがメインテーマだとか。ただし、“キャンプ感覚”といえども、例えばグラス1個2万円近くもするわけで、実際は全然お気軽には扱えないのだが。後者は同ブランドのドレスやバッグを利用して作ったランプや、カルテルとのコラボレーションで、スタルクによるデザインの名作「マドモワゼル・アッラ・モード」のモスキーノバージョンなどを発表し、ファッションブランドによるサローネ参加の正攻法という感じ。
インテリアブランド(デザイナー)とのコラボといえば、ドルチェ&ガッバーナとロン・アラッド。ドルチェ&ガッバーナのシアターで、ファッションショーのキャットウォークの上に、オブジェのような7つの椅子が発表された。オープニングイベントでは、ドメニコ&ステファノとロン・アラッドが仲良く3人で登場して展示を閲覧というシーンも。
こんな感じで、なんだかとっても仲良しなファッション界とインテリア界。今年のサローネでも両者のコラボレーションはさらに加熱し、ますますラブラブ状態な様子であった。
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| text by Carmella ACTUS MILANO 市内特派員 05. May. 2007 |
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