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■ 世には「ファッションの街、ミラノ」と言われるものの、旅行者として来る日本の皆様からはときどき、「いや〜、もっとお洒落な人が街中に溢れているのかと思いましたが、そうでもないんですね〜」と辛らつなコメントをいただいてしまうミラノ。スーツをびしっと決めた“モテる”イタリアオヤジや、カラフルドレスにハイヒールでひらひら歩くミラノマダムは、どこに生息しているのやら。
■ だが、そんな眠れる獅子・ミラノがファッションの街としての威力を見せ付けるのが、1月、3月、6月、9月。つまり ミラノコレクションがある月である。
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「ミラノコレクション」とは、ファッションショーや展示会などいわゆる一連の新コレクション発表が集中して行われる約1週間の総称なのだが、その時期には普段はナリを潜めるモテオヤジやミラノマダムたちが集まって、ファッションの街の面目躍如となる。が、それだけではない。大抵はその時期にあわせてイベントやショップオープンがめじろ押しになるので、ファッション業界とは関係のない一般の人にも、なんとなく街の華やかな雰囲気が味わえる。例えば、先の6月23〜27日に行われた2008年春夏メンズコレクション(もう来年の春夏の話デス!)期間にも、それにあわせたイベントやショップオープンが。
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ショップのニューオープンに関しては、まずは女性たちにはカリスマ的人気を持つ「バレンシアガ」の初めてのミラノショップがサントスピリト通りに誕生。2フロアのミニマルなショップには、人気ラインも揃っているが、目抜き通りからちょっと入った小道にあるので意外と知られておらず、なかなかの穴場かも。人気ブランドといえば、イタリアではドルチェ&ガッバーナを越す勢いで人気の「Dスクエア」が、待望のオンリーショップをヴェッリ通りにコレクション中のみ先行オープン。さらに、日本にもショップができて人気の高い「バランタイン」がサンタンドレア通りに新ショップをオープンした。このブランドのオーナー会社は、あのモンテゼーモロ家のものなので、オープン当日には、
ルカ・モンテゼーモロの息子マテオ(イタリアではVIP扱い)が現れ、オープンを盛り上げていた。
また、イベントに関しては、「ヴェルサーチ」がジャンニの生前に書いた64枚のスケッチ画を街中に展示。このイラストはジャンニがダンスをテーマに描いたもので、コレクション後もそのまま展示は残っているが、さらに7月15日にはスカラ座にて、ヴェルサーチにちなんだバレエも行われるのだとか。
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洋服だけでなく、この時期には「プラダ」、「Dスクエア」などの新香水のお披露目もあったが、なんといっても一番の話題は元グッチクリエイティブディレクター、トム・フォードの新香水。ファッションに興味のない方にはどうでもいいのだが、この業界の人間にとって、「トム様」といえばやはり「神様」のような存在なので、コレクション期間中もこれが大きな話題に。
追々、ミラノでのショップオープンも噂されており、ここでの展開には力を入れているご様子のトム様、コレクション期間中にはこの新香水のお披露目パーティもあり、ご本人も登場。今まではガードが固く、まったく表には顔を出さなかったトムが、パーティでご挨拶して回るとは驚きで、思わず一緒に写真を撮らせてもらった筆者であった。(「初めまして。トム・フォードです」といわれたが、そんなこと、みんな知ってるってば)。
ミラノコレクションの数日前に、デザイナー、ジャン・フランコ・フェレが急死し、追悼モードに包まれたミラノコレクションだったが、今年も相変わらず華やかに幕を閉じた。
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| text by Carmella ACTUS MILANO 市内特派員 05. July. 2007 |
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