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イタリアきってのメトロポリタンと言われる割に、ミラノには当たり前にあるはずものがなかったりする。だが、それがここ最近急ピッチで盛り返して、やっと「当たり前」になりつつあるミラノの今日この頃をご紹介しよう。
信じていただけないかもしれないが、ミラノにはデパートがなかった。ミラノに来られたことがある方は、「昔から『リナシェンテ』があったじゃないか」と言われるかもしれないが、果たしてあれを日本の島屋や伊勢丹と同じカテゴリーのものとして扱ってもよいものだろうか。地下食もなければ、ブランドの一つも出店していないのが果たしてデパートか!? こんな批判を覆すべく、「リナシェンテ」にルネッサンスが起こった(ちなみに「リナシェンテ」とは「ルネッサンス」という意味)。扱いは小物類だけとはいえ、今回のリニューアルによって、グッチ、ルイ・ヴィトン、アルマーニ、ディオール、MIUMIU、フェンディなどの世界の一流ブランドコーナーが中二階フロアを埋めつくした。将来的にはシャネルやエルメスなども出展する可能性があるとか。さらに食料品フロアやレストラン、1階の化粧品フロアもかなり充実。先日はディーゼルの新コレクションのイベントが大々的に行われたり、化粧品フロアではトム・フォードが来伊して、新しい香水のキャンペーンまで開いていた。まだ昼休みを取る店が多い中、連続営業で年中無休。イタリア唯一のデパートとして、貫禄を増している。
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いや、“リナシェンテは唯一のデパート”といってしまっては失礼かもしれない。最近“デパートもどき”な店も実は頑張っているのだ。イタリアには「コイン」、「ウピム」、「オヴィエッセ」などといった、衣料品と家庭用品のみのチェーンショップが存在するが、特にリニューアルでぐっとおしゃれになったのが「オヴィエッセ」。どちらかというと、今までは安め&ダサめの非常に大衆的なショップだったのが、ロゴも「OVS」に一新しファッショナブルに。エリオ・フィオルッチと「BABY ANGEL」というコラボレーションブランドを発表するなど、オリジナルブランドにも乗り出している。
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■ さて、あってしかるべきなのになかったもののもう一つが、駅のショッピングセンター。ある程度大きな街の駅には、駅ビルや地下商店街などが当たり前のように充実している日本と違って、ミラノでは他のヨーロッパへの国際電車の発着する中央駅にさえ、かろうじて日曜も開いているスーパーマーケットがあった程度でろくな店がなかった(さらに最近は市内でもいくつかのスーパーマーケットが日曜もオープンしているのでそれほど有り難味もなくなっていた)。が、現在、中央駅は大改装中で、この工事が完成した暁にはローマのテルミニ駅(数々の飲食店や多くのブティック、本屋や雑貨屋などが軒を並べる)に勝るとも劣らない施設が完成するといわれている。すでに今まで駅構内に合ったタクシー乗り場は外に移動され、その後にはショップの枠ができているが、そこにテナントが入れば、かなり立派なファッションアーケードとなる。ちなみにミラノでは中央駅の次に重要で、特に北部への列車の発着駅となっているガリバルディ駅のほうは改装も終わり、小さなショッピングセンターが駅構内に誕生している。
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実はミラノは2015年のエキスポ開催都市に立候補していることもあり、この手の改良はいろいろなところで見られると思われる。先日行われたエキスポの第一次審査は好印象を残してパスしたらしく、市長も大喜び。観光客に好印象を与えるべく街がさらによく様変わりすることに期待したい。
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| text by Carmella ACTUS MILANO 市内特派員 05. November. 2007 |
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