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Friluftsliv JournalBe yourself with nature

デンマークでワイン作り

子供の頃、祖父が経営していたチェリーファームがあった。当時のデンマークでは最大級の広さを誇る農園だった。まだ幼かった私が、自然の偉大さに魅せられ、心から自然を愛するようになったのも、このチェリーファームでの体験から始まったと思う。乗り物が大好きだった私は、年季の入ったマッセイ・ファーガソンのトラクターを運転する、父や叔父のとなりに同乗させてもらうのが一番の楽しみだった。収穫期を迎えると、真っ赤に実ったさくらんぼは丁寧に摘まれて、デンマークを代表するチェリーワインCherry Kijfaの原料となった。

  • この20年のあいだに、デンマークもEUのワイン生産国として認定され、私はローランド島に小さなワイナリーをつくった。中古のマッセイ・ファーガソンも手に入れた。ここを訪ねてくる子供たちは、自分がかつてそうだったようにこのトラクターに乗るのが大好きだ。
    ぶどう畑で作業をしていると、まるで時が止まってしまったように、幼年時代の思い出が蘇ってくる。私にとってはピュアなメディテーションのような時間でもある。
    ローランド島は、デンマーク本土に比べて気温が2度以上高いことから、上質なぶどうを栽培することが可能だ。美味しいワインを自分の手でつくる楽しみは今後も尽きない。
    (訳:via&plus)

Henrik(デンマーク在住/男性/ミュージシャン、ワイン醸造家)
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