Link Life Lab in TAKANAWA GATEWAY CITY RESIDENCE Link Life Lab in TAKANAWA GATEWAY CITY RESIDENCE

100年先を見据えた
心豊かなくらしを創る
TAKANAWA GATEWAY CITY
RESIDENCE
「Link Life Lab」の挑戦

未来の暮らしが体験できる街 、TAKANAWA GATEWAY CITYの北端に位置するTAKANAWA GATEWAY CITY RESIDENCE。その5階に誕生した、「未来の住まいやくらし」を提供する家具付き賃貸住戸 「Link Life Lab(リンクライフラボ)」は、どのような構想の元で形作られたのでしょうか。クオリティの高いインテリアとスマートホームサービスを設え、ウェルネスにも配慮したLink Life Labの中で、インテリアを手掛けたACTUSが、本住宅の担当である東日本旅客鉄道株式会社の髙橋芙美映氏に開発秘話と未来への展望を伺いました。

【対談者】

  • 東日本旅客鉄道株式会社
    (「Link Life Lab」担当)
    髙橋芙美映氏
  • 株式会社アクタス
    空間設計チーム
    柏木嘉奈子
  • インタビュアー
    株式会社アクタス
    マーケティングチーム
    伊東裕子
TAKANAWA GATEWAY CITY RESIDENCE
TAKANAWA GATEWAY CITY RESIDENCE
JR東日本が主導する国内最大規模のまちづくり「TAKANAWA GATEWAY CITY」内に誕生した、国際水準のプレミアムレジデンス。全847戸を擁し、最先端の設備とラグジュアリーなサービスを提供。(画像提供:JR東日本)

Link Life Lab 4 types of rooms

Interview Interview

街とともに進化する「100年先のスタンダード」

ACTUS 伊東
本日はよろしくお願いします。
商業施設やオフィス、ホテルや住戸、学校、クリニックなど、様々な街の機能を備えたTAKANAWA GATEWAY CITYの中で、住居にあたる部分が今私たちがいる、TAKANAWA GATEWAY CITY RESIDENCEにあたるんですね。アクタスはこのビッグプロジェクトの中で、ニュウマン高輪への出店やこちらのレジデンス棟へのシステムキッチンの納入、モデルルームなど、いくつかの場面でお仕事をさせていただきました。その中でも、今後注目を集めそうな、この新しい家具付き賃貸住宅「Link Life Lab」について本日は深堀させていただければと思います。
まずは、このLink Life Labの企画が立ち上がった背景について教えていただけますか?

JR 髙橋
よろしくお願いします。
まずは、このLink Life Labの構想の前提になった部分についてご理解いただきたいと思います。Link Life LabはJR東日本が20年以上の期間をかけて計画・開発した「TAKANAWA GATEWAY CITY」という街の、「100年先の心豊かなくらしのための実験場」というテーマのもとで始動しています。 これまでの住宅や施設は、「竣工時が価値のピークで、その後の価値は下がっていく」という課題がありました。しかしここで私たちが目指すのは、駅と街が一体となり、新たなビジネスや文化、くらしを創造し続けていく未来です。私たちはこのLink Life Labを「100年先の街とくらしをバックキャストし、生活ニーズをとらえた未来の住まい方提案を体現する場所」と位置づけ、住民の皆様と大企業やスタートアップの皆様と協力しながら、未来のくらしの在り方をつくっていくような空間を提供したいという想いでこの企画の検討が始まりました。

ACTUS 伊東
素晴らしいビジョンですね。概要についてもお願いできますか?

JR 髙橋
こちらのTAKANAWA GATEWAY CITY RESIDENCEは、地上44階地下2階で、総戸数847戸のプレミアムレジデンスです。パーティルームやシアタールーム、コワーキングスペース、フィットネスルーム、ラウンジなどの充実した共用施設とともに、地下に駐車場などを備えています。今回取材していただいているLink Life Lab(家具付き賃貸住戸)は、5階(西側)部分にございます。低層階にはインターナショナルスクールが入居し、2026年9月には2Fにカフェもオープンする予定です。

ACTUS 伊東
Link Life Labの入居者の募集はすでに始まっているのでしょうか?

JR 髙橋
入居者様に関しましては、この住戸のコンセプトにご理解いただいた方を、段階を踏んで募集する予定です。

ACTUS 伊東
ターゲットとしては、どのような方をイメージされているのですか?

JR 髙橋
間取りが1LDK〜2LDK中心なので、基本はお一人でのお住まいを想定しています。具体的には、羽田空港や新幹線が停まる品川駅へのアクセスが抜群なので、ビジネス出張で一時的に滞在される方の「仮住まい」が最初のイメージでした。また、お部屋に導入する新しいサービスや試験的な取り組みの芽を面白がって試し、フィードバックにご協力いただけるような「共創型住戸」に興味がある方もターゲットです。

ACTUS 伊東
個人的には、これから「2拠点生活」を目論んでいる方にとっても、都内の拠点として最高の選択肢になりそうだとワクワクしています!

JR 髙橋
職場が都内でご自宅が地方にある方のワーケーションの拠点など、未来の新しい暮らし方の選択肢としてもご活用いただきたいですね。

【506号室/62.45㎡】
506号室
テーマ:自分を整えるくらし 仕事とプライベートを分け、帰宅したら何よりもリラックスしたいという方向けのプラン

家に帰った瞬間に仕事のスイッチをオフにできるホテルライクで落ち着いた空間を創出し、視覚的に心身の疲れを癒します。

ダイニングをなくすことで、自炊やデスクワークよりも、外食や宅配サービスを楽しむ新しいライフスタイルを提案しています。

過剰な家具を置かず、空間に「余白」を生み出すことで、掃除や整理の手間が減り、心にゆとりをもたらします。ミニマルな暮らしを追求したいと考える方、外国人の利用者にも響く、洗練されたスタイルです。

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「心豊かなくらし」を深掘りした
ACTUSの提案

ACTUS 伊東
そもそもこのLink Life Labのインテリアを計画するにあたりACTUSがノミネートされた経緯を教えていただけますか?

ACTUS 柏木
ACTUSにお声掛けいただいたのは約1年前でしたよね。

JR 髙橋
はい、そうですね。インテリアをどこにお願いするかについては、過去にホテルなどの住空間への納入実績のある企業様を中心に検討をすすめておりました。多くの企業様がある中で、ACTUSさんはニュウマン高輪に店舗を構えられており、さらにこちらのレジデンス棟のキッチンや棟内モデルルームも手掛けてくださっています。この街のコンセプト思想や、住宅棟としての設えやグレード感、そして「未来のくらしの在り方をつくっていくような空間を創造したい」という私たちのビジョンを、ビジネスの枠を超えて一心に受け止め共有できる唯一無二のパートナーとして、ACTUSさんが最適ではないかと社内で話していたんです。

ACTUS 柏木
大変光栄です! 最終的には、我々とスマートホーム化を得意とする会社さんと協力して進めさせていただきました。

JR 髙橋
ACTUSさんにお願いした最大の理由は、私たちが目指す「内面的な充実」と「感性を育む」ことをベースとした、さまざまな過ごし方に対応する柔軟な空間のご提案が決め手でした。我々が目指していたのは短期滞在としての機能的な空間づくりではなく、お住まいになる方のニーズをとらえた可変性のある暮らしづくりです。「内面的な心豊かなくらし」の本当の意味を極限まで深掘りし、解釈した床に近い低座の暮らし、組み替え可能なソファ、伸長式テーブルなど、変化するライフスタイルを見据えて、見事に組み立ててくださいました。そこに加えて100年前から愛されてきた美しさと上質さを感じられる名品の家具類や日本のクラフトアイテムが加わり、街としてのコンセプト、日本らしさ、機能性、すべてが調和した最高の提案だったんです。

ACTUS 伊東
柏木さんは、JRさんからの「変わっていくくらしに合わせた提案」という難題を受けて、どのようにアイデアを膨らませたんですか?

ACTUS 柏木
正直、「心豊かなくらしって何だろう?」と最初はすごく悩みました。でも、ACTUSは50年以上前から「愛着を持って長く使えるモノと生活を共にしたり、部屋を整えたりすることが情緒的な安定や満足感に寄与すること、そして環境への負荷も少ない」ことを発信し続けてきた会社です。そこが今回のプロジェクトと見事にリンクしました。 もう一つ大きかったのは、私自身がこの「Lab(実験場)」の一員になろうとスタンスを変えたことです。図面上にあらかじめ想定された、「ここにダイニング、ここにソファ」という配置や動線にとらわれず、「実験場なんだから、ダイニングテーブルを持たず、部屋の中心に大きなソファだけを置く住まい方もアリなのでは?」と、思い切ったチャレンジができました。

【512号室/53.10㎡】
512号室
テーマ:つながりを生むくらし 食卓を囲む時間を通じてコミュニケーションを深めるプラン

伸長式のダイニングテーブルは普段はコンパクトに使え、来客時には最大6人までの着座が可能です。多様な滞在目的や来客人数に柔軟に対応でき、ダイニングスペースを最大限に有効活用できます。

単に食事をする場所としてだけでなく、「食」を通じた豊かな体験を創出します。これにより、入居者様が友人や大切な人との交流を深める場となり、付加価値をもたらします。

ダイニングとリビングを一体的に捉え、木製家具で統一感を出すことで、軽快で開かれた空間を演出。食事からくつろぎまでシームレスに楽しめるレイアウトです。

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想像を超えた「唯一無二の空間」の完成

ACTUS 伊東
実際に完成したLink Life Labのお部屋をご覧になって、髙橋さんご自身はどのようにお感じになりましたか?

JR 髙橋
パース図でずっと見ていましたが、実際に空間に入った瞬間「本当に素敵なお部屋になった!」と感動しました。今回はダーク系とナチュラル系の2つのカラースキームでそれぞれ4パターンの居室を用意しましたが、正直、家具やテキスタイルが実際に入った時にどうなるか、納品まではドキドキだったんです(笑)。 でも、自分たちでは絶対に思い浮かばないコーディネートで、新しさがありながらも自分の部屋のように安らげる。他にはない唯一無二のお部屋ができて、感謝しかありません。

ACTUS 柏木
ありがとうございます!関係者の方々の評判はいかがでしたか?

JR 髙橋
大好評です!この物件に関わってくださった様々なメーカー様や関係者からも「インテリアが本当に素敵。自分が住みたい」と絶賛されました。どなたが見ても納得させられる、本当にグレードの高いインテリアに仕上げていただけて良かったです。

ACTUS 柏木
4種類の暮らし方の提案の中で、高橋さんのお気に入りはどのタイプですか?

JR 髙橋
どれも選べないくらい素敵ですが、衝撃的だったのは「フォーミーソファ」が入った広めのお部屋(501)ですね。背もたれが動かせてカスタマイズできるソファは珍しいですし、最初は「寄りかかった時に支えになるのかな?」と少し不安だったのですが、実際に座ると本当にくつろげて驚きました。
また、伸長式のダイニングテーブルのお部屋も素晴らしいですし、今私たちがいるこのお部屋(506)も気に入っています。一人で使うには大きすぎるほどゆったりしたソファが中心のお部屋ですが、このお部屋は「自分を整える」がコンセプトで、ダークトーンで設えた室内は入った瞬間に落ち着きをもたらします。リビングにあるEilersenのソファは見た目としてのインパクトもあるのですが、座面が足を伸ばせるほど広く、全身が包み込まれるような感覚になります。ターゲットであるビジネスマンの方の疲れを癒してくれる素敵なソファです。こちらのお部屋には入居者様が集中できるようなワークスペースを設えており、仕事でのハイパフォーマンスを実現する空間と癒しの空間が両立した、まさに自分を整えるくらしが実現できるお部屋だと思っています。こちらのお部屋は宣材写真やモデルルームとしてもメインで使わせていただいています。

ACTUS 柏木
実はこのお部屋、ナチュラルな内装にダーク系の家具やテキスタイルを合わせ、リノリウム天板のローテーブルなどの異素材も取り入れた、少しチャレンジングなカラースキームなんです。気に入っていただけて嬉しいです!

【501号室/78.89㎡】
501号室
テーマ:くつろぎをデザインするくらし 過ごし方に合わせて、くつろぎの形を自由に描けるリビング中心のプラン

食事の場を必要最小限にし、リビングでのくつろぎの時間を最優先する、従来の「リビングダイニング」という固定観念にとらわれない新しい暮らし方を提案します。

日本人のDNAに受け継がれている「床に近く暮らす」ことの心地よさを現代の住空間に落とし込み、リラックスした時間を提供します。

モジュール式のソファは、1人でのくつろぎの時間や友人との語らいの場面など、リビングでの過ごし方に合わせてレイアウトを変更できます。

ウェルビーイングな未来のための実験住戸

ACTUS 伊東
このLink Life Labは、御社の中で今後どのような位置づけになっていくのでしょうか?

JR 髙橋
この住戸は、入居者様や参画企業様と一緒に作っていくくらしの実験場です。ここで得られた知見がハブ(情報拠点)となり、東日本エリアから日本各地へ「未来に向けた新たなくらしのスタンダード」を広げていく役割を担うことができたらと考えています。

ACTUS 伊東
具体的にはどのように進めていかれるのですか?

JR 髙橋
Link Life Labでは、TAKANAWA GATEWAY CITYの中核施設でもあリ、国内外のスタートアップ180社以上が集まるビジネス創造施設「TAKANAWA GATEWAY Link Scholars’ Hub(LiSH)」*とも連携し、100年後の未来へ向けてのトライアルを繰り返していきたいと思っています。Link Life Labでは、入居者様からの直接的なフィードバックは勿論、健康状態を定期的にモニタリングします。スマートホームがもたらす時間的・心理的な生活の余白と上質なインテリアをフィールドに入居者様のヘルスケアデータを取得し、街のクリニック(TAKANAWA GATEWAY Clinics Medical & Life Design Hub内)で解析することで、その方にとって心身ともに満たされる住空間の体現へとつながることを目指しています。

注釈*「TAKANAWA GATEWAY Link Scholars’ Hub(LiSH)」は、180社を超える会員企業が入居(約6割がスタートアップ企業)したTAKANAWA GATEWAY CITYの中核施設 。各種セミナーやイベント開催、環境・ヘルスケアなどに関する基礎研究の場を提供するほか、事業会社の新規事業部門やR&D部門、CVC、自治体、金融機関など多様なプレイヤーが集まる。

ACTUS 柏木
例えば 「部屋が片付いているとリラックスできて血圧が下がる」といったデータがあるように、私たちが提供する「居心地の良さ」や「美しいインテリアやアートがもたらす安堵感」といった情緒的価値が、ウェルネスの観点から数値として見える化されたら、インテリアや暮らし方への関心もさらに広がりますね!

JR 高橋
TAKANAWA GATEWAY CITYは、住戸以外に、オフィス、商業施設、ミュージアム、ホテル、学校、クリニックなど生活インフラが揃った新しい街です。Link Life Labは街が持つ機能と住まいを掛け合わせ、ハードとソフトをアップデートしながら、新たなくらしのスタンダードを生み出すプロジェクトにしていきたいです。

ACTUS 柏木・伊東
本日は、未来に向けた、ワクワクするお話をありがとうございました。

【505号室/43.12㎡】
505号室
テーマ:ちょうどを満たすくらし コンパクトながらも、上質なダイニングとリビングを心地よく両立するプラン

天然木の奥行きのある表情が空間に温もりを与え、食事の時間を丁寧に整えます。限られた広さの中でも、素材の力で上質さをしっかりと感じられるダイニングです。

コンパクトながらもゆったりと体を預けられるレザーソファが、一日の緊張をやさしく解きほぐします。上質なレザーの質感が、空間に落ち着きと深みを与えます。

柔らかな光のフロアスタンドが、空間に落ち着きと奥行きを生み出します。夜は穏やかな灯りの中で、ゆったりとした時間を過ごせるだけでなく、視覚的なノイズを抑え、心を整える環境を提供します。

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