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私なりの部屋探し

一人暮らしも気づいたら10年を超えた。この10年間で5回の引越しをしたことで、物件選びをする上での私なりの外せないポイントが見えてきた。玄関を開けたら廊下にキッチンがあって、そこから部屋につながる。誰もが想像する定番の一人暮らし1Kから大きめ1ROOMなど、最初はよくある間取りに住んでみた。でもとにかく狭いことが嫌だった。インテリアの会社で働いているのに、置きたい家具を置くスペースがないことが私には辛かった。

広さを求めて、3回目の引越しのとき、30㎡以上の間取りで部屋探しをしてみた。当たり前だが、都内はとても高い。そこで思いついたのが、築年数が30年以上の物件に絞って探すという戦法。古い物件は広くて安いところが見つかりやすい。古いからこそ我慢しなければいけないこともあるが、試しに住んでみて生活していったら案外すぐ慣れてしまった。これを機に私の部屋探しの外せないポイントが「30㎡以上」「築30年以上」になった。

最寄り駅をどこにするかで大きく左右はされるけど、2DKの間取りで6~8万円の物件が見つかることだってある。間取りと家賃は良いが、4階エレベーターなしで引越しは大変だし、ちらほら隙間があって冬はちょっと寒い。探せばもちろん不満はあるけど、嬉しい発見もたくさんあった。使い込まれた古い建具や床はインテリアと相性がとても良いということ。古い物件だからこそ出せる雰囲気がとても好きになった。あと押入れが大きくて収納に困らないこと、キッチンには二口のガスコンロを置ける物件が多いことも料理が好きな私には嬉しい。

自分の好みのインテリアを生活に落とし込むのは難しい。雑誌を見ていて好みのインテリアや雰囲気があっても、雑誌のようにこんなにモノがなくて常にきれいに生活するのは、私には無理だなと思ったりする。インテリアは生活と直結しているからこそ、好みのインテリアは暮らし方と合致していることが大切だと思う。
これからも背伸びせず暮らしやすく。そしてアラサーの私。もうそろそろ一人暮らしを卒業したい。

Nobuyuki Kito 店舗営業部

出身地:愛知県
好きな食べ物:餃子・ビール・ワイン
自宅のお気に入りスポット:キッチン。休みの日に調理しながらお酒を飲むのが幸せです。

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