HOW TO GREEN
We will explain how to grow and decorate plants
in an easy-to-understand manner.
さあ育てよう!
育成環境(置き場所)の再確認
植物を元気に育てるには育成環境を少しでも自生地に近づけてあげることが大切です。
ここでは、植物を育てる上で大事な置き場所のポイントをご紹介します。
日当り
植物は基本的に日光を欲します。日当たりが悪い場所でも比較的育つ品種もありますが、最低でも窓のある明るい室内で管理しましょう。
種類によりますが、サボテン、多肉植物は家の中でも特に日当たりの良い場所で管理しましょう。風通し
風通しは、植物にとってとても重要です。風によって新鮮な空気を送ることで丈夫に育ち、土の蒸れ予防にも繋がります。
冷暖房の風を当てるのは厳禁。葉の乾燥や温度変化によって元気がなくなってしまいます。室内温度
10℃を下回る季節は屋内で管理してください。また寒暖差の大きい場所での管理は避けましょう。こまめに環境が変わると元気がなくなってしまいます。なるべく置き場所を変えずに環境に順応させましょう。
水やり
水やりは季節や品種によって異なりますが、共通しているのは、最適なタイミングを守ることと、土に合った量を与えることです。メリハリを意識して水を与えましょう。受け皿の水が溜まりっぱなしになってないかに注意が必要です。乾燥している場所ではこまめに葉に霧吹きで水を与えましょう。
鉢の選び方
鉢にも種類があります。素焼きの鉢やテラコッタ、プラスチック鉢など
それぞれ違った特徴があるので、グリーンの育ち方や好みに合わせて鉢を選びましょう。
鉢と鉢カバーの違い
鉢は穴が開いていますが、鉢カバーは穴が開いていません。鉢カバーには植え込みはできませんが、鉢カバーを入れ替え、シーズンや置き場所などに合わせて植物のインテリアコーディネートを楽しめます。
ファイバーセメント/パウダーコートスチール
セメント製の鉢やスチール製の鉢など、陶器にはない素材感・表情に富んだ様々な鉢があります。セメントはファイバーグラス繊維で補強することで丈夫で軽く、スチールはパウダーコート加工を施すことで錆びにくいなど、機能性に優れ、インテリア性も高いものが豊富です。
陶器
通気・排水に優れている為、植え込みに適した鉢です。植え込む際は鉢穴が開いているものを選びましょう。焼き物ならではの雰囲気でインテリアに温もりを与えてくれます。重量がある為倒れにくいという良い面がありますが、移動する際は底を引きずらないようにするなど、注意が必要です。
ウッド / ナチュラル素材
木材や蔓、樹皮や繊維などを用いた鉢カバーならではのリラックス感のあるインテリアが楽しめます。植物の繊維を用いた鉢は軽量な点もメリット。多くは簡易防水が施されていますが、水がたまると劣化するので、受け皿を使用しましょう。
飾ってみよう!
大鉢と家具でコーディネート
家具と合わせる存在感のある大きな鉢は、インテリア全体の色や素材感やテイストを意識してコーディネートすると
上手くまとまります。
葉の形状やユニークに曲がった幹や枝で、空間に動きを出すことで
お部屋全体に明るく心地よい印象を与えてくれます。
棚、シェルフを飾る
小ぶりなグリーンとお気に入りの雑貨や本などを組み合わせてシェルフをコーディネート。
様々な色や素材の雑貨と組み合わせることでコーディネートの幅が広がります。
植物に様々な鉢カバーを合わせることで、表現の幅も広がり、植物だけ取り出せるので水やりも簡単です。
窓際でグリーンを労う
植物は適度に日と風に当たることで鍛えられ、丈夫に育ちます。
定期的に日当たりと風通しの良い窓辺でグリーンを労ってあげましょう。
写真のような可動式のワゴンも便利です。
また、冬は窓の冷気を避け、夏は葉焼けに注意してください。
FAQ
植え替えについて
植え替えは、植物が根を張るスペースを確保するのにかかせません。
植物の種類にもよりますが、半年~1年に一度は植物や土の状態を確認し
植え替えは定期的に行いましょう。
そのまま放置すると新たな根を張るスペースがなくなり、
酸素不足によって枯れてしまう原因になります。
下記の症状が出たら根詰まりの可能性があるので植え替えを検討しましょう。
- 鉢底から根が
出てきている。 - 土が水を吸わなく
なってきている。 - 水はけが悪く
なってきている。 - 新芽の調子が悪く
なってきている。
植え替え時は植物になるべくストレスを与えないように春と秋に行うようにしましょう。
- 基本的な植え替え方法
家に持ち帰ったら落葉するのは?
ほとんどの植物は環境変化に弱いため、育てる環境が変わると落葉する場合があります。
しばらく置き場所を変えずに様子を見ましょう。
馴染むと、新芽などが出てきて徐々に環境に順応します。
長期不在する場合のお手入れは?
通常の観葉植物は、春~秋の生育期には、気温の高い場所や直射日光を避け、出かける前にたっぷりと水を与えましょう。
ヤシファイバーなどで土の表面を覆い、水の蒸発を少しでも防ぐと効果的です。
成長の緩やかな冬の時期は、1週間程度の不在であれば出かける前にたっぷりと水を与える程度で大丈夫です。
葉がベタベタしているのはなぜ?
虫の排泄物が原因の可能性があります。植物全体をしっかり洗い流して虫を駆除しましょう。
風通しの悪い所や空気が乾燥していると虫が付きやすいので、こまめな換気や葉水を行いましょう。
剪定は必要ですか?
定期的に剪定しましょう。剪定をすることで成長を促し、しまった株になります。
また剪定をすることで植物の風通しも良くなり虫の付着予防に繋がります。
卓上植物をきれいに飾るには?
高低差を付け、全体が三角形になるように配置するとバランスよく見えます。
さらに鉢の素材や色などを周辺雑貨とリンクさせると全体の統一感がでてまとまりが良く飾ることができます。
洗面所に置けるオススメの植物は?
日当たりの悪い環境であれば植物を置くのはあまりお勧めしません。
少しの日当たりがあるようであれば、耐陰性の強い品種が多いシダ系の植物がオススメです。
涼し気な印象のあるシダは洗面の雰囲気にマッチしやすく、
水が好きな品種が多いので、すぐに水を与えられるのもメリットです。