ACTUS(アクタス)

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100年家具 100年家具

100年家具優れた木工技術で作られた、受け継がれていく木の家具

木製の家具は、歳月を重ねるとともに素材そのものの美しさが磨かれていきます。
マルニ木工と深澤直人氏、そしてアクタスの三者の協業により
2013年にデビューしたAOYAMAシリーズは、シンプルな造形ながら
繊細で美しいディテールが細部にまで積み重ねられた木の家具です。
アームの形状や背もたれの角度など、
細部にいたるまで綿密な設計が施されたチェアは、
美しいデザインと快適な座り心地を実現した名作家具と呼ぶに相応しい一脚です。
親から子、そして孫へと、ライフステージの変化に寄り添いながら使い続けられる
優れた木工の技術で作られた、受け継がれていく
木製の100年家具をご覧ください。

VARIATION

  • AOYAMA SIDE CHIAR

    AOYAMA SIDE CHIAR

    material:WALNUT
    seat:WALNUT

  • AOYAMA SIDE CHIAR

    AOYAMA SIDE CHIAR

    material:WALNUT
    seat:SMOOTH LEATHER 5191 BLACK

  • AOYAMA SIDE CHIAR

    AOYAMA SIDE CHIAR

    material:WALNUT
    seat:TWILL 4571 GREEN

  • AOYAMA SIDE CHIAR

    AOYAMA SIDE CHIAR

    material:OAK BLACK
    seat:TWILL 4589

  • AOYAMA SIDE CHIAR

    AOYAMA SIDE CHIAR

  • AOYAMA SIDE CHIAR

    AOYAMA SIDE CHIAR

  • AOYAMA SIDE CHIAR

    AOYAMA SIDE CHIAR

  • AOYAMA ARM CHIAR

    AOYAMA ARM CHIAR

    material:OAK
    seat:ELMO LEATHER 5020 BLACK

  • AOYAMA ARM CHIAR

    AOYAMA ARM CHIAR

    material:WALNUT
    seat:NUME LEATHER 5006

  • AOYAMA ARM CHIAR

    AOYAMA ARM CHIAR

    material:OAK BLACK
    seat:SMOOTH LEATHER 5191 BLACK

  • AOYAMA ARM CHIAR

    AOYAMA ARM CHIAR

  • AOYAMA ARM CHIAR

    AOYAMA ARM CHIAR

  • AOYAMA ARM CHIAR

    AOYAMA ARM CHIAR

  • AOYAMA ARM CHIAR

    AOYAMA ARM CHIAR

PRODUCT

  • アオヤマAOYAMA

    上質で、時代に左右されず、そして人々に永く愛され続ける家具を世に送り出す。プロダクトデザイナー・深澤直人氏、マルニ木工、そしてアクタスの三者がコラボレーションしたプロジェクトの第一弾のAOYAMA(アオヤマ)。「見たことがありそうでない、ふつうでいてふと目が留まり、座り心地を確かめ、触って買いたくなるような。『こんな椅子がほしかったんだ』というような椅子がデザインしたかった。」との深澤氏の言葉通り、誰もが思い描く椅子の定番を目指し、木工技術の粋を集めて作られたダイニングシリーズです。

  • メグロMEGURO

    AOYAMAに続く第二弾として「MEGURO(メグロ)」は誕生しました。深澤直人氏は「椅子を決めるということは、自分のライフスタイルや生き方を決めることに価します。MEGUROは、そうするに相応しいアイテムです。あと10年後に価値観や暮らし方が変わったら変えようというような過渡期の椅子ではなく、私の人生はこれでいこうと、決めるときに選ぶのがこの椅子だと思います。」というように、美しいプロポーションとつい腰を下ろしたくなる座り心地を実現しているラウンジチェアです。

INTERVIEW

AOYAMAの椅子について

少し懐かしさを感じるような領域に入ってくる、あの椅子の種類であることは間違いないんですけども、そのなかで特に特徴的なかたちをしているのは、この背の部分に切り掻いた部分があるんです。これを一般的な背板にしてしまうと特徴がなくなってしまうので、この脚をここでジョイントするときに、この脚を見せるために切り掻いているんです。これがAOYAMAをつくろうと、デザインしようとしたときに一番重要にしたディテールだったんですよね。

これを持っていると同じようにここにそういうキャラクターが出てくるし、ベンチの四隅もそのようにカットされています。そうすると基本的には同じファミリーだということがありながら、あとはその曲線的な表面の処理をしていけば、そのファミリーの中でも全体の質感・量感というのは整っていくということがあります。だから、ここをこういうところがくり抜かれているというか、切り掻いているのを見れば、あ、AOYAMAだ、とか、あ、それはMEGUROだ、とかというふうになってくるんじゃないかなと、一応そこはしっかり抑えているということが個性としてはありますね。

確かに軽いんですけどアームの構造というのは、だいたい前脚の上に乗る構造が一般的なんですけど、これは凄くユニークで横から差し込んでいるんですよ。そのぶんだけ、このアームの部分がもの凄く細いんで持ち上げられるというようなそういう軽さを表現していることがあると思います。

AOYAMAのテーブルが美しい理由

AOYAMAの場合は、幕板というテーブルの下を支えている横棒なんですけど、そこに同じような切り欠きの部分をつくっているんですよね。それが凄く個性的になっている。あとは、テーブルの天板のエッジを、厚みの部分にかなり大きな丸みをつけている。丸みをつけているんだけどコーナーのエッジは残しているということが凄く特徴的になっているかと思います。

私たちが一番大切にしてるのは、良いテーブルというのはまず、円か、正方形か、長方形か、という単純なことはありますけど、まずカーブを使い始めた場合に、どういう風に人が座ったときに一番自分の空間をつくりつつ、そのアウトラインを崩さないでつくれるかということに一番最初集中しますね。その外形を実際に原寸でつくって描いてみるんですけど、どこに角があるって、円だから角はないんですけど、角があるということがあるんですね。それをそういう言い方をするんですけど、例えば人間がスッと力を自然に描く線というのには破綻がないんですけども、意図的につくると、この部分は丸いけど角があるね、というポイントが、違和感のあるポイントというのが見えてしまうんですよね。それをできるだけ取っていくという作業をするんですけど、いまコンピュータが発達しているので、それがとてもつくりやすくなったので、その中でどのくらいこう四角に近い丸なのか、あるいは丸なのか、あるいはエリプスなのか、オーバルなのか、まあ原理が違うんですけど、そういうところも探りながら、生活の中にそれを入れたときに、あるいは椅子とマッチングした時に上手く合うかどうかみたいなことを考えながらやっているというのがバランスの良い組み合わせになっているんじゃないかなと思います。

今でも覚えているのが、僕らはAOYAMAがつくられたときにテーブルも一緒にデザインして、つくっている本人としてはもう見ていたんですけども、それが青山のACTUSで発表会があったんですよ。その時に店の真ん中にちょうど発表のブースがあって、そこで初めてインテリアに囲まれた中でのAOYAMAのテーブルを見たんですけど凄い綺麗だった。テーブルの綺麗さに自分がビックリした、おお、こういうテーブルがあるんだっていう。その時にさらに感じたのは、日本の住空間の環境の中でテーブルのサイズとかバランスが一番リッチ、つまり豊かさを決める要因だなというのがわかって、どうしても生活が小さいから小さくしようとか、大きくしようとかって、そういう単純なことしかなかったんですけど、豊かにしようということに対して、テーブルのかたちというのはとても空間の中で重要なんですよね。そこをいつも見つめようとしているということがあると思います。

ラウンジチェア「MEGURO」について

ACTUSでこのMEGUROという椅子を売ること自体が、もうインテリアとか生活、ライフスタイルに対して非常にこだわりのある人たちが集まってくる場所なので、その期待に応えなきゃいけないということはまずありましたよね。その期待値がどんなところにあるのか、例えばそのヴィンテージ的なクラシカルなイメージなのか、それとも凄く新しい感じなのかというようなことの、求めている立場みたいなものはブランドと一緒でやっぱり存在してると思うんですよね。

特にACTUSは、そういった体感している感覚というのをブランドに持ってると思うので、そこは外せないんだっていう。それと同時に、そう思ってもその製造工程として、それを生産技術に結びつけることがなかなかこのハンドメイド的なかたちでは今まではできなかったんですけど、最近のテクノロジーを使うと、機械の手が人間の手と同じ動きをするということによって、それができるようになったんですけど、それが機械の手になっても最終的にあの触り心地を決めるのは最終仕上げの人間なので、機械も人間もタッグを組んでその触り心地の良さとか座り心地の良さを掴み取ったみたいなことが、懐かしさに繋がっているしブランドのマッチングにも繋がっているふうに思いますね。

いろんな試験に通すために、このアームの部分の力を最低で最大の力を出すような筋肉にしてるんですけども、そういうところが特徴化されているので、見た感じ軽いということがまずAOYAMAではある。で、ラウンジのほうは、もう少し寛げる、安定性がある、というふうにその部分では少し変えています。

深澤直人さんが考えるサスティナブル

素材として自然に還らなければいけないとかいうことが一番サスティナブルで、環境問題に対して持続性があるというふうに捉えられていますけども、自分の中の解釈は、使い続けられるということが最もサスティナブルだと思いますし、捨てる、ゴミにならないということ、潰さない、リサイクルもしない、再生はする修理はするかもしれないけれどそれを別のかたちに置き換えることのリサイクルではなくて、やっぱりそのものを使い続けて、例えばある人がもう使わなくなったモノは、次のオーナーがちゃんとそれを継承して使っていくということが最もサスティナブルな行為だと思うんですよね。木の家具は特にそこが重要で、どんどん味わい深くなっていくことを考えたうえでやっぱり作っておかないといけない。

だから年を取れば取るほど椅子は良くなる、木の椅子は良くなる。いま特に、確かにコロナ自体はね、人間にとって非常に大変な状況ではあるんだけれども、ニューノーマルとか言ってること自体も、ニューという新しいノーマルが出たというよりはどちらかというと人間が一番心地の良いことを見直そうとし始めたという、行き過ぎたことが若干戻り始めたというか、探し始めたということをニューノーマルと言っているんじゃないかなというふうに思います。

その中に家具という人間の身体に近い状態のものがとても重要な意義を持っているというか、これからは家具を中心に、あるいはオフィスで過ごすのとは別の、家で過ごすということに対して空間性とか、地域とか、そういうことがとても重要になってくる。自分の身体に近い領域の生活のクオリティーを上げることというのが大切になってくるんじゃないかなと思います。

PROFILE

深澤直人Naoto Fukasawa

世界を代表するブランドのデザインや、日本国内の企業のデザインやコンサルティングを多数手がける。電子精密機器から家具・インテリアに至るまで手がけるデザインの領域は幅広く多岐に渡る。人の想いを可視化する静かで力のあるデザインに定評があり、「行為に相即するデザイン」「意識の中心」「ふつう」「輪郭」「典型」など、自らのデザイン哲学をこれらの言葉で表わすとともにデザインの具体を通してその実践を続ける。デザインのみならず、デザインを通して対象の本質にせまる力、その思想や表現などには国や領域を超えて高い評価を得ている。

マルニ木工MARUNI

1928年に広島で創業したマルニ木工(当時は昭和曲木工場)。当時としては難度の高い「木材の曲げ技術」を確立。その後も常に研究と技術開発を続け「技術のマルニ」と評されています。革新を止めないマルニ木工は、国際的なデザイナーを起用して日本独自の木に対する美意識と精緻なモノ造りの技で、世界へ発信する家具造りをスタートしました。それらすべては使い手の生活に溶け込み、100年後も定番として愛される家具を目指しています。

開催店舗

アクタスでは、100年家具のポップアップイベントを
下記の店舗にて開催いたします。
詳しくは、各店のショップブログをご確認ください。