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バックグランドのある家具と雑貨のエコループストア。10/28〜11/5 バックグランドのある家具と雑貨のエコループストア。10/28〜11/5

関西エリアはじめてのエコループストアアクタス・六甲店にて開催!

エコループストアに並ぶのは、製品の開発途中で出来たサンプル品やちょっとした傷などで販売できなくなった家具や雑貨、アクタスの店舗で使われたディスプレイ小物、余ったカーテン生地などなど。これらの品々は、販売されることはなかったけれど役割がおわったわけではありません。まだきっと誰かのお役に立てるはず、と信じて「エコループストア」に登場します。
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2023.10.28〜11.5

できそこない

家具を作るときにはたいてい木が必要です。木は自然のものなので、家具に使える良質な木もあれば製品にするには不向きな木もあります。
木材を仕入れるときに分かればいいのですが、木を削ってみないとわからない、フシや、虫食いや、色ムラや、木目の歪んでいる「できそこない」の木が紛れています。それらは正規品にはできないので、しかたなく捨てられる運命にあるのです。
しかし、少し見栄えは悪いですが、機能には何も支障はありません。「あばたもえくぼ」できそこないの部分が個性を出し、他にはないオンリーワンになるのです。木材を無駄にしないことに共感をいただける方に定価より少しお安くご提供します。

商品の開発段階で何かしらの理由で製品化されなかった一点限りのアイテム。

商品化には至らなかったけど、機能としては問題なく使えます。ある意味たった一つのアイテムです。

まだつかえる

「これ売ってないんですか?」と聞かれることもある、アクタスやスローハウスで使っているディスプレイ備品。インテリアの世界観や使用シーンを表現するのに、アクタスのスタイリストがあちこちから集めたモノたちです。加えてレストラン用に選んで実際使っていた食器も次の使い手を募集します!

店頭でインテリアのディスプレイ
として使っていた雑貨たち。

たまに、販売している製品と間違えられてしまうディスプレイ用の雑貨たち。使っていない物を全国のアクタスから集めました。

あまりもの

アクタスでは、お客様宅の窓のサイズに合わせておつくりするオーダーカーテンを承っておりますが、そのときに、必ずと言っていいほど布が余ってしまいます。また、製造中に何らかのトラブルが出て、製品に使えなかったりと・・・中途半端な「あまりもの」の布は、しかたなく捨てられる運命にあります。もしよろしかったらこの布を皆様のアイデアで蘇らせていただけたら嬉しいです。

よみがえり

アクタスでは、北欧を中心とした1950‐60年代のヴィンテージ家具をバイヤー自ら買い付けています。
アクタスのビンテージ家具は、現地で買い付けたものをそのまま輸入し、日本国内で家具職人が、製造当時の面影を残しながら修理しています。この先数十年も愛してもらえるよう、美しく蘇えらせてから店頭にお出しします。
当時の空気を纏いながら、使い勝手も良く生まれかわり、次の使い手に受け継いでゆきます。

わけあり

理由があって正規品としては販売できなかったアイテムたち。でもそんなに悪いやつではないのですよ。エコループストアでの思いがけない出会いを待っています。

2000年の六甲店リニューアル時から事務所で使っていたFRITZ HANSENの3107チェア。

キズもあり、数点しかありませんが、23年間寄り添ってきた椅子です。大切に使ってくださる方へ、特別価格でお譲りいたします。

在庫が少なく、お店に並ぶ機会を失ってしまったカタチもサイズもバラバラなバスケットたち。

形違いや素材違いなど、揃ってはいませんがいくつあっても収納アイテムとして重宝するはず。
お気に入りを探してください。

SØHOLMのレストランで使っていたプレートなど、入れ替えの為、お安くお譲りします。

プレートやスープカップなど様々。レストラン仕様のおしゃれな食器です。掘り出し物が見つかるかも!

お店で展示していた照明たち。
展示品の入れ替えの為、
お安くご提供します。

展示として使っていた照明。ペンダントランプやポータブルランプなどを各店舗から集めました。

アクアスで人気の器、
HIBITOやMOONシリーズの
いわゆるB品。

陶器は、焼き加減や微妙な釉薬のムラで使うには問題なくても良品として販売できないモノがでてしまいます。
少しのポツンとした黒い点や、白い釉薬のムラなど、よーく見ないとわからない「できそこない」の印があるいわゆるB品ですが、器としての機能は良品と遜色ありません。
皆様との一期一会を期待しております。

あのTVドラマのセットで
使われていたアイテム!

撮影の間、セットのディスプレイとして実際に使われていた雑貨を集めました。

カタログの撮影や
モデルルームへ貸出していた
ほぼ新品同様の家具。

アクタスでシーズンごとに出しているカタログ撮影で使った家具や小物、住宅メーカーのモデルルームや展示会にお貸出ししていた家具など、ほぼ新品同様の製品も登場します!お好みやサイズが合えばご検討を。

大量に作るのではなく、
大切に作る。

「良い家具を作る秘訣は、人間を見つめること。ヨーロッパの家具を使ってみると、人間を大切にする心が形になっているのに気づきます。」これは今から54年前、私たちアクタスが東京・青山で小さな輸入家具店をはじめた頃の朝日新聞広告の一節です。

アクタスが創業したのは1969年(昭和44年)です。公害問題はすでに取り沙汰されていたものの、環境負荷抑制という課題については、今のような社会的ムーブメントにはなっておらず、むしろ世の中全体が大量生産と大量消費へと猛進していく時代でした。日本中が消費生活を謳歌し、まさにモノの豊かさによって幸福感を手に入れていたそんな時代に、7名のアクタス創業メンバーは、「人とモノとの理想的な関係は、単に消費を繰り返すのではなく、本当にいい家具とできる限り長い時間を一緒に過ごすことであり、多くのモノを所有することと、豊かな暮らしとは別のものである」と考えていました。

そして創業から20年目の1989年。日本はバブル景気の真っ只中で、以前にも増して毎年数限りない新商品が生まれ、あっという間に捨てられていく時代でした。そんな中、アクタスはこの年の会社案内の冒頭に次のようなメッセージを残しています。

多くの場合、モノの価値とは新品のときが最高の満足を得るときで、それ以降満足感は薄らいでいき、いつしか気持ちは新しい商品へと移行する。そして以前のものへの愛着も薄れてしまう。つまり、継続的に満足を得るためには、消費を繰り返さなければならない。これが消費文化を象徴する一般的なモノに対する価値観であった。

形あるものは、時が経てば傷つき、汚れ、そして古びてくる。このありのままの姿を楽しむ余裕を持つことが、自然のリズムで生きることであり、本当の豊かさではないだろうか。いわゆる本物の良さを持つ道具は、傷のある姿もまた違った美しさを持ち、経過した時間が一層その価値を高めてくれる。傷や汚れは自分自身が使い込んだという証しでもあり、愛着も満足感も増す。

1969年、我々アクタスが初めてヨーロッパで目にした家具たちも、そういった存在感を持っていた。作り手は、ただひたすら深い愛情とこだわりを持って作り続ける。永く使ってもらうことと、その家具たちが愛されることを願って。

過剰な演出に惑わされていた時代を終え、現在はまさに自分自身に正直に、自然体で生きることの価値を知る時代となった。そしてうわべだけではない、本物の良さを持つ生活道具を通じ、真に豊かな生活を提案していくこと。それが我々アクタスに与えられた使命であると考える。

愛情を持って作られた家具は、永くずっと使い続けて欲しい。使い続けることで、廃棄やリサイクルにかかる余計なエネルギーを使わない。これこそが環境への負荷を抑制する最もサステナブルな行動だと、私たちは考えています。

ケネディも選んだ椅子。

この椅子「ザ・チェア(椅子の中の椅子)」は、デンマークを代表する家具デザイナーであるハンス J・ウェグナーの名を世に知らしめた最高傑作です。「ザ・チェア」は1950年にコペンハーゲンで行われた展示会で発表されたのですが、当時としてはあまりにもシンプルだったため、評価は低く、全く売れませんでした。しかしその10年後、1960年のアメリカ大統領選でジョン・F・ケネディとリチャード・ニクソンのテレビ討論会用の椅子として採用され、ハンス J・ウェグナーという一人の家具デザイナーだけでなく、デンマーク家具そのものを一躍有名にしました。60年代に興ったスカンジナビアデザインブームの火付け役にもなったのです。

デザインを支えた伝説の工房。

デンマークで美しいデザインの木製家具が生まれたのは、優秀なデザイナーの力だけではなく、木の特性を知り尽くした木工職人との信頼関係があったからだと言われています。ウェグナーも、伝説の家具工房「ヨハネス・ハンセン社」の職長であったニルス・トムセンとの出会いがあったからこそ、この名作が実現できたのです。「ザ・チェア」は現在も別の工房で作り続けられていますが、ヨハネス・ハンセンの印が刻まれた当時の製品こそが「ザ・チェア」であり、世界中のハンス J・ウェグナーファンが手に入れたいと願う椅子の中の椅子です。今回展示させていただいたのは、20世紀の貴重なアーカイヴとしてアクタスが保管している、ヨハネス・ハンセン社製の、しかも座面が籐張りの非常に珍しい一脚です。(非売品)

50年近く、
アクタス本社で使われてきたYチェア。

こちらは、アクタスが創業した頃から我々と一緒に過ごしてきた「Yチェア」です。これまでに3度ほど座面のペーパーコードを張り替えながら、50年近く経った今でも不具合なく、本社オフィスで使い続けています。この工芸品のように美しいYチェアが手の届く価格で量産できたヒミツは、イタリアで靴の木型を加工するために開発された「コッピングマシン」という切削機械を椅子の脚の加工に採用したことでした。機械加工でコストを抑えつつ、最後は「指の目」。つまり職人が手で触って確かめることで、表面は真新しいタオルのような肌触りが現在も守られています。

愛されてきた家具の
「これから」を作る、
アクタスの循環システム。

action 1

永く使い続けたいと思える、
愛着が増す製品だけを
提供します。

あるモノと出会い、それを買うことは、そのモノと「縁」を結んだということです。縁を結んで、日に日に愛着が増していく心地いい家具は、ずっと大切に使い続けたいはず。永く使い続けることで、新たな資源を搾取する必要がなく、廃棄やリサイクルのための余計なエネルギーも使わない。アクタスではそんな永く使いたいと思える製品だけをご提供いたします。

action 2

簡単に買い替える
のではなく、
使い続けていただくための
ユーザーサポート体制。

アクタスでは、ご購入いただいた家具の修理も承っています。ダイニングチェアの張替えや、レザーソファの補修、木工家具の修復など、修理のメニューは多岐にわたりますが、アクタスでは、それらに対応できる修理のネットワークを全国に保有しています。また、大型家具の配送ができる物流拠点が各地に整っていますので、修理品の引き取りから工房への搬入、修理後のお届けまで、きめ細かい対応が可能です。
「いい家具は修理して使い続けたい」と考えていただけるお客様が増えるように、家具の販売だけでなく修理が依頼できるお店としてもお役に立ちたいと思っています。

ACTUS user support
アクタスのユーザーサポートサービス
action 3

何らかの理由で
手放すことになっても
次の使い手へつなぐ
仕組み。

アクタスのトレードインは、まだ使える家具をアクタスのポイントでお買い取し、お得にお買い換えをしていただくサービスです。「インテリアのイメージを替えたい」、「海外転勤が決まった」、「子どもが独立して大きなソファが不要になった」など、様々な事情ができたお客様をサポートします。また、お買い取りした家具はクリーニングとメンテナンスを行い、受け継いでくださる次のお客様を探してお届けします。

ACTUS trade in
アクタスのトレードインサービス
action 4

半世紀前の
デンマークの家具も、
現地で買い付け、
丹精を込めて修復。

デンマークで生産され、1950年代から一般家庭で使われてきたユーズド家具は独自の個性があり日本や韓国、豪州で人気です。アクタスではそれらをデンマークで買い付け日本でリペアしています。
そして、それらの家具を修復する過程で、作業効率がよくないために現在では避けられている細やかな手仕事や意匠に、半世紀前の作り手の思いも感じます。私たちは、デンマークの家具から効率的ではない手仕事が醸し出す味わいや、最新のテクノロジーだけが人々の暮らしを豊かにするわけではないことを学びました。アクタスが買い付けたこれらのユーズド家具は、日本の木工職人の手仕事によって、さらに50年先でも使い続けられる状態に蘇らせ、引き継いでいます。

action 5

廃棄するしかない場合でも、
素材ごとに分別して、
新たな家具の素材に
再生します。

長年使った家具を、いよいよ廃棄せざるを得ないときでも、アクタスは素材として再資源化できるようにリサイクル体制を整えています。アクタスでは、お客様宅に新しい家具をお届けする際に、古くなった家具をリサイクル回収しておりますが、お引き取りした家具をそのまま廃棄するのではなく、家具を素材ごとに分解分別して100%リサイクルしています。中でも、家具の多くに使われている木の部分については、細かいチップ状に粉砕して接着剤で固め「パーティクルボード」という木製ボードに再生しています。この一部はアクタスの家具として再利用しています。多くの方の協力を得て完成したこの仕組みをアクタスでは「エコループ」と名付け、2009年からずっと運用しています。また、その他の素材も、鉄は再製鉄に、ガラスは路盤材などの資源に、布やウレタン、レザーなどはRPFやサーマルなどへ利用することで、廃棄物を出さない100%ゼロエミッションを2017年に達成し、現在も継続中です。
埋められたり燃やされるはずだった古い家具を再資源化することで、CO2の削減にもつなげています。

古い家具(主に木の家具)の
マテリアルリサイクルについて。